やまいもの種類、ご存知ですか?

やまいもの種類、ご存知ですか?

子どものころ、たまに朝食に出てくるとろろご飯が好きでした。
でも、スーパーで母に「やまいもを取って」といわれても、どれがやまいもなのか分からなかったことを覚えています。
今思えば、「やまいも」と表示されていても、長いもが置いてあるときと、いちょういもが置いてあるときがあって、分からなかったのだと考えられます。
大人になってからは、加熱して食べること、加工した薯蕷饅頭の美味しさを新たに覚え、秋のむかごが毎年楽しみになるほどやまいもが好きになりました。

やまいもとは

ヤマノイモ科に属する多年性つる草の総称です。
もしかしたら前述のむかごに馴染みのない方がいらっしゃるかもしれませんが、
むかごはやまいもの葉の付け根に小さく玉状にできたもので、小さくても加熱するとホクホクとして粘りがあります。
炊き込みご飯や、蒸し焼きにしてバターをからめる食べ方がおすすめです。
やまいもの種類は山野に自生する自然薯と、栽培種のながいも、いちょういも、やまといも、いせいもなどがあります。
げんこつのような形の
つくねいもは、粘り気はとても強く和菓子の原料にも使われているなど、やまいもには様々な種類があります。


やまいもの性質を知って、上手く食べましょう

ところで、「いも」と名前がついているのに、じゃがいもや里いもと違って生で食べられるのはなぜでしょう。
それは、やまいもに含まれる
でんぷんを分解するジアスターゼという酵素が消化を助けるため、生でも食べられるのです。
やまいもにはスタミナアップに効果的といわれる様々な栄養素が含まれています。
ムチンは胃の粘膜を強めて胃壁を保護するため、胃潰瘍や胃炎の予防に効果が期待できます。
この他、糖質をエネルギー変換するために欠かせない
ビタミンB群も含まれています。
さらに
カリウムという細胞の中のナトリウム量を調整する役割を果たす栄養素も含まれています。
夏場に大量の汗をかくとカリウムが汗とともに出てしまって疲れやすくなり、夏バテの原因にもつながります。
これらのことから、やまいもはスタミナアップのためには欠かせない食材なのです。

調理のヒント

調理するときに注意したいのは、熱を加えると消化酵素の働きが激減してしまうことです。
さらに、カリウムも熱に弱い水溶性です。もしも
栄養素を最大限に生かしたいならば、麦とろ飯など生で食べるのがよいでしょう。
また、酢も加えると酵素の働きを止めてしまうので注意しましょう。

旬のやまいもを食べて、風邪をひきやすくなる季節がくる前にスタミナアップしておきましょう!

Text by ゆず/食育インストラクター

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