スイーツだけじゃない!寒天の意外な活用法

〈食育まめ知識〉スイーツだけじゃない!寒天の意外な活用法

冷たいスイーツなどにに欠かせない材料が「寒天」やゼラチンです。
今回はその中でも寒天についてご紹介します。

【寒天の原料と起源】
寒天は「テングサ」や「オゴノリ」などの海藻から作られています。寒天によく似たところてんは中国から製法を学び作り始めましたが、寒天は日本オリジナルの物です。
江戸時代、京都の旅館店主が冬場「ところてん」を外に出しておいたところ、冬の寒さでところてんが凍り、自然乾燥の状態になりました。
これから旅館の主人がひらめき、寒天の製法が編み出されたといわれています。

【栄養素と効能】
現在では、「角寒天」や「糸寒天」、「粉寒天」など様々な種類がありますが、どれも成分は一緒でほとんどが食物繊維です。
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、寒天は水溶性食物繊維を多く含みます。
水溶性食物繊維は「便秘改善」、「腸内環境を整える」、「余分な脂質を排出する」などの効果があり、またカロリーが低いのでダイエットにも多く活用されています。
ちなみに寒天と同じく液体をかためる効果を持つゼラチンは牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲンから作られ、「タンパク質」が主成分になっています。

【寒天がかたまらない・・その原因は?】
寒天スイーツを作った時に「冷やしたのにかたまらない」なんてことはありませんか?寒天をかためるにはいくつかのポイントがあるのです。まず、
その(1)「しっかりと煮溶かす」
寒天はしっかりと煮溶かし、加熱しないとかたまりません。沸騰させた液体に寒天を入れ、さらにそこから1~2分沸騰状態を保ちながら、煮溶かします。

その(2)「酸の強いものと合わせるときには注意!」
寒天はレモンや100%果汁のオレンジやグレープフルーツジュースなどの酸の強いものと煮てしまうと、固まる力が弱くなってしまいます。
なのでこの場合には先に水と寒天をよく煮溶かし、寒天液を作ってから果汁を加えると失敗なく作れますよ。
ちなみに、ゼラチンは80℃以上に熱してしまうとかたまる力が弱くなってしまうので、寒天のように沸騰させるのはNGです。

【スイーツだけでない!?寒天の活用法】
寒天はスイーツのイメージが多くありますが、ご飯を炊くときに寒天を少し加えるのもおすすめです。
目安は1合のお米に粉寒天を1gです。これでつやつやもちもちのごはんに!!その他にもスープや味噌汁に少し溶かすことで、かんたんに食物繊維が摂れます。ぜひお試しくださいね。

Text by まち/食育インストラクター

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