便利で無駄なし!賢い冷凍術とは?

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賞味期限が近付いてきたり、食材が余った場合、皆さんはどうしていますか?
とりあえず冷凍するも、ずっと冷凍庫に眠らせたまま結局食べずに無駄にしてしまったという経験はありませんか?
実は冷凍庫を上手に活用すれば、無駄もなくなる上に時短にも節約にもなるんですよ☆

【冷凍すれば期限はない?】

残念ながら、「冷凍すればいつ食べても大丈夫!」という訳ではありません…。
ホームフリージングは市販の冷凍食品とは異なり、温度の変化を受けやすく品質低下も早く進みます。
冷凍前の鮮度や品質、冷凍方法により美味しさを保つ事が出来る期間は異なりますが、概ね2週間~1ヶ月程度です。
ドアの開け閉めによる温度変化や庫内の匂い移りなども味を劣化させてしまう要因の1つです。
冷凍したからと言って過信せず、袋や容器に冷凍した日付を記載し、なるべく早く使う事をおすすめします。

【冷凍のポイント】

1.下味をつけてから冷凍する
調理の際に肉や魚に塩を振ると、水気が出てきます。それは浸透圧の関係で細胞から水分が引き出される為。
その状態で冷凍すれば細胞内の水分が減少し、氷の結晶は小さく抑えられるので、生で凍らせるよりダメージを減らせます。
冷凍で細胞は多少壊れるので下味をつけておくと中まで味が入り込み、調味料の量が少なく済むので減塩にもなります。

2.下処理をしてから冷凍する
青菜などはサッと火を通し冷水に取ってから冷凍する事で栄養価や食感が保てます。
野菜によってサッと火を通す物、しっかり茹でる物、生のままカット処理する物、潰しておく物などそれぞれの特徴によって必要な下処理をしてから冷凍しましょう。

3.なるべく速く凍らせる
食品中のほとんどの水分は-5℃~-1℃の間に凍ります。
その温度帯を30分以内で通過すると食材の組織が壊れず品質が下がらない為、素早く冷やす事が重要とされています。
一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍温度は-18℃ですが、この温度では緩慢冷凍になるので、出来るだけ急速冷凍に近付けた方法で行ないましょう。
・急速冷凍に近付けるには…
食品を予め冷やし、大きさや厚みを揃えて小分けにし、冷凍室の温度調節を最も冷える状態にセットして凍結させましょう。保冷剤を乗せて、速く冷やすのも効果的です☆

4.熱を取り、密封する
調理した物を冷凍する際には十分に冷めてから。
熱いままだと他の食品が溶け、変質する恐れがあります。
また、食品を密封しないと乾燥したり霜がついたりして変質する恐れがあります。
ラップやジッパーつきビニール袋を活用してきちんと空気を遮断しましょう。

5.詰め込み過ぎに注意する
冷気が上手く循環するよう、庫内の詰め込み過ぎには注意しましょう。
8割程度で抑えておくのが望ましいです。

【どんな物でも冷凍すれば長持ち?】

冷凍で大事なポイントの1つは、味や食感が損なわれないという事。
冷凍する食材にも向き不向きがあります。

適している食材
食品中の水分が比較的少ない物や既に組織が壊れている物

  • 乾燥品や加熱処理をした物、塩に漬けた物
  • スープやソース類、裏ごしした野菜
  • ごはんやパン、餅・納豆

適していない食材
食品中の水分が多く細胞組織がしっかりしている物。

  • 生野菜→水分が凍り、解凍するとベトベトになる。
  • 生のじゃがいもやさつま芋→低温障害により腐敗。
  • 生卵→膨張して割れる。
  • 豆腐、こんにゃく→水分が凍り、変質して元に戻らなくなる。
  • 牛乳、マヨネーズ→脂分と水が分離する。

冷凍時に下処理をしてしまえば、使う時の切ったり洗ったりの手間が省けます。
また、買い物に行けない時やあともう1品という時に小出しに出来たりと使い勝手が良いのも魅力的です。
上手に冷凍庫と付き合っていけば、食生活がより豊かになっていくでしょう☆

Text by ろい/食育インストラクター

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