旨味たっぷりのはまぐりを食べよう!

  旨味たっぷりのはまぐりを食べよう!

はまぐりが美味しい季節になってきました☆
はまぐりの旬は、春先の3~5月
2枚の殻がぴたりと重なる事から縁起が良く、桃の節句や結婚の祝い事に用いられています。
今回は旨味たっぷりのはまぐりの魅力に迫ります!

【はまぐりが「ぐれる」!?】

この言葉だけを聞くと、はまぐりが悪さをする?(・。・)
なんて思いがちですが、実はこの「ぐれる」という言葉は、はまぐりに由来しています。
広辞苑では、ぐれるは“ぐれ”を動詞化した言葉。
意味は、
①予期した事と食い違う
②脇道へそれる、堕落する、非行化する
という記載がされています。

そもそも、動詞化する前の“ぐれ”とは…?
はまぐりをはじめとする二枚貝は貝殻の形が微妙に違う為、同じ貝殻同士でないとぴったり合わないという性質があります。
それを利用し平安時代後期には、はまぐりの貝と貝を合わせる貝合わせという神経衰弱のようなゲームが行われていました。
その後江戸時代になって、貝と貝が合わない状態を「物事が本来の状態と違って食い違っていること」に例えて「はまぐり」を逆さまにして「ぐりはま」と言うようになりました。
それがなまって「ぐれはま」になり、さらに動詞化して出来たのが「ぐれる」という言葉なのです。
この他にも形が栗に似ており、浜にいる事から「浜栗」と呼ばれるようになったなど、はまぐりの由来は諸説あります。


【はまぐりの栄養価☆】

はまぐりに多く含まれている栄養素と効能を一部ご紹介します!

●タウリン
肝機能を強化し、二日酔いの予防・改善に働く他、目のかすみやドライアイなど眼精疲労予防に働きます。
また、血圧やコレステロール値を下げたり、筋肉の収縮に働きかけてむくみの予防に役立ちます。

●ビタミンB12
DNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがある他、神経を正常に機能させる働きなどがあります。
また、葉酸と共に悪性貧血を予防したり、神経細胞内の核質やたんぱく質を合成、修復する力もあります。
ビタミンB12は野菜などからは摂取する事が出来ませんが、貝類には豊富に含まれています。

●マグネシウム
血管の収縮を促して血圧を安定させる働きや、骨の形成に関わって骨粗鬆症予防に働きます。

●グルタミン酸、コハク酸、グリシン
はまぐりの旨味のもとです。
これらは旨味だけでなく、胃や腸を保護して肝機能を高めたり、安眠作用があるとされています。

はまぐりは、お吸い物や煮物・蒸し物・焼き物・天ぷらなど様々な調理法で美味しく食べられます。
ふっくらとした身だけでなく、旨味と栄養の宝庫である汁もはまぐりの魅力。
網焼きなど貝殻ごと焼く場合は、殻同士を繋ぐちょうつがいの外側の突起を包丁で落とす事で、口が勢いよく開かずに旨みの含んだ貝のエキスがこぼれるのを防ぐ事が出来ますよ!
はまぐりはシンプルな味付けほど、自身が持つ美味しさを感じられるのでおすすめです☆

3月は、卒業や桃の節句などのイベントが多い月。
縁起ものなので、是非ご家庭でも使ってみてはいかがでしょうか?

 Text by ろい/食育インストラクター

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