白玉VS赤玉・・・どっちの卵が美味しいの??

〈食育まめ知識〉白玉VS赤玉・・・どっちの卵が美味しいの??

現在では毎日でも食べられる位手に入りやすい食材ですが、昔は病気の時や特別な時に食べる高価な食材だった卵。
殻の色も様々でオーソドックスな白玉・赤玉に加え、ピンク色(厳密には赤玉が薄くなった感じです)のものや青味がかった物も出回っています。
卵の殻の色が様々なのは鶏の種類によって違うからなんですが、「赤玉の方が値段が高いし、栄養も豊富で美味しいらしい」というのを耳にした事ありませんか??

実はそれ・・・・・・・・・・大きな間違いだったんです\(◎o◎)/!

【赤玉が高い理由】
赤玉が白玉よりも少し高いのは、親鶏が食べるエサの量の違いによるもの。日本では白玉を生む鶏の方が体重が軽く、与える飼料が少なくて済むので少し安いのだとか。
コストの問題がポイントだったようですね。(全部の例にそれが当てはまるわけではないかもしれませんが。)
また白い羽をした親鶏から白玉が生まれるのかと思いきや、冒頭でもふれましたがあくまで親鶏の種類によって違うだけで羽の色と卵の殻の色は無関係なんです。

【栄養価は同じ】
最近ではビタミン類やDHA・鉄等を強化した付加価値のついている卵も数多く出回っていますが、基本的な栄養価は白玉も赤玉も変わらず、有精卵・無精卵での違いもありません。
卵は良質なたんぱく質をはじめ、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素をすべて含む理想的な食材。コレステロールを多く含くみますが、卵黄には血中コレステロールを抑制する効果があるレシチンという成分も含まれているので、健康でアレルギー等をお持ちでない方が毎日1~2個程度食べるのは問題ないそうです。
ちなみに、卵アレルギーの原因になる物質は卵黄ではなく卵白に含まれています。ですが卵黄と卵白は密接につながっているので、アレルギーのある方は摂取されない方が良いですね。

【黄身の色も美味しさには関係ない】
卵の殻と同じような疑問として、「黄身の色が濃い方が味が濃くて美味しいの??」と思った方もいるのではないでしょうか。
残念ながら、色と味の相関関係もないのだそうです。色の違いは飼料に含まれるカロテノイド系の色素含有量によるもの。
カロテノイド系色素は赤やオレンジ色の素となる色素で、人参やパプリカ等に多く含まれています。
飼料を調合する際にカロテノイド系色素を多く含む素材を混ぜて食べさせる事で、より色の濃い黄身が出来るわけです。
人は心理的に色が濃いほど美味しいと感じる傾向にあるため、このような濃い色の黄身を作る生産者の方が増えたのだそうですよ。

【卵を買って来たら・・・】
しっかりと冷えた冷蔵庫にパックごとしまうのがベスト。(庫内は10℃以下(出来れば8度以下)が理想的。)
卵のパックに書かれている賞味期限は生食出来る期限。もちろん食べる前から殻が割れていた場合や、賞味期限内だからといって置かれていた環境がよくなかった場合には生食は避け、しっかりと加熱を。賞味期限が切れてしまったものは出来るだけ早く使い切るようにし、しっかりと中心部分まで加熱調理して食べましょう。
卵は使う分だけ割り、割ったら手早く調理を。放置しておくと雑菌が繁殖しやすいので危険です。
調理をした後も放置せず早めに食べましょう。
余談ですが、日本のように生の卵を食べる習慣を持つ国は世界的にも珍しいのだそうですよ。
安心して生で食べる事が出来るのは、日本の管理技術が高いからなんですって。

【S・M・L...卵の重さ知ってますか?】
現在販売されている卵はサイズ分けされているものとそうでないものがありますよね。サイズが混じっている方が多少安く購入出来るので、そちらを購入する方も多いのではないでしょうか。
ですがお菓子や料理の本によってはサイズ指定が書かれている場合もあり、色々なサイズの卵で作ってしまうと影響が出る事もありますね。下記に大体の目安を書いておきますので、参考にしてみて下さい。(パック詰め鶏卵規格によるランクづけ。)

SSサイズ・・・40~46g未満  Sサイズ・・・46~52g未満
MSサイズ・・・52~58g未満   Mサイズ・・・58~64g未満
Lサイズ・・・64~70g未満  LLサイズ・・・70~76g未満

今回は日本で一番食べられているニワトリの卵(鶏卵)について書きましたが、興味がある方は他の鳥の卵について調べてみるのも楽しいかもしれませんね(*^_^*)

☆毎回長くなってしまってすいません(・。・;
最後まで読んでいただいている皆様ありがとうございます☆

Text by さゆり/食育インストラクター

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