バランスのよい食事の目安を知ろう!~卵~

卵かけごはんに、とろ~り半熟卵と丼のコラボ、昔からの朝食の定番の目玉焼きなんて、加熱の加減と合わせる調味料までこだわる方がいるなど、日本人は無類の卵好き!と言えそうです。
今回は、そんなと主な栄養素であるたんぱく質をご紹介しながら、バランスが良いとはどういうことか考えます。

【たんぱく質が大事なのは知っているけど…?】

学校の家庭科で、『たんぱく質は筋肉や臓器をつくる栄養素です』と習うので、肉や魚、卵を食べることが大切だとご存知の方が多いと思います。
では、『お肌に良いコラーゲン』や『免疫力をアップさせるムチン』といった成分はどんな栄養素かご存知でしょうか。
実は、いずれもたんぱく質の仲間なのです。
たんぱく質は、アミノ酸同士が結びついたもので自然界には数百種類ありますが、人間はわずか20種類のアミノ酸から構成されています。
アミノ酸が結びついたたんぱく質は、筋肉を動かす働きや免疫反応に関わるなど、それぞれ専門の役割があります。

【お肌に良い成分をたっぷり食べてがんばってます!?】

明日はお出かけという時に、せっかくだから美肌のためにコラーゲンを食べておこうという気分になりませんか。
でも、たんぱく質が体内に入った時の消化吸収の仕組みを知ると、ちょっと考えが変わってくるかもしれません。
たんぱく質は、口から体内に入ると色々な消化酵素で分解されてアミノ酸になり、小腸から吸収されます。
そして肝臓を通り血液によって体の各組織に運ばれ、それぞれの組織に応じた専門のたんぱく質に合成され、筋肉や肌になるという仕組みです。
お気づきでしょうか。
コラーゲンというたんぱく質を食べても、いったん分解されて他のアミノ酸と共に血液を流れていくのです。
お肌の材料になり得ることは確かですが、残念ながら食べてすぐにお肌にハリが出る、美肌になるわけではありません。
食べ続ければ、いずれは美肌に繋がるかもしれませんが、もしもコラーゲンばかり食べると言った偏った食事をしてしまうと、弊害が出る恐れもあります。
それというのも、人間に必要なアミノ酸のうち9種類は体内で合成できないため『必須アミノ酸』と呼ばれ、この栄養素が不足していると他のアミノ酸の働きを低下させてしまうからです。
肉や魚、卵など、それぞれ1日1回を目安に食事に摂り入れるようにすると、たんぱく質のバランスがよくなります。


 【卵の栄養は?】

卵には必須アミノ酸がすべて入っていて、たんぱく質の栄養価を表す指標のアミノ酸スコアは満点の100です。
このほか、ビタミン類では骨を丈夫にするビタミンDや髪を健康に保つレチノール、骨粗鬆症予防に役立つビタミンKが含まれ、ミネラル類は骨をつくるのに欠かせないカルシウムや貧血を予防するが含まれています。
このように、足りないのはビタミンCと食物繊維くらいと言われるほど卵には栄養が豊富に含まれています。
なお、卵の殻には白と茶色がありますが、これは親鶏が白い羽の種か茶色の羽の種かの違いで、基本的な栄養価に違いはなく、食べたエサの違いで卵の栄養価が変わります。
卵は1日1~3個を目安に、野菜と一緒に調理したり食後にフルーツなどを組み合わせて食べて、バランスアップを目指しましょう。

Text by ゆず/食育インストラクター

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