今はバナナ戦国時代!そんなバナナ~!?

今はバナナ戦国時代!そんなバナナ~!?

スーパーの店頭で何気なく手に取るバナナ。
思わず死語を言ってしまうくらい、今年は熱い視線が注がれてきたのをご存知ですか?

こだわりバナナの数々

世界中で栽培されているバナナは300種類以上あると言われていて、現在も品種改良が行われています。
実際にスーパーへ行くと、バナナ輸入量日本一のフィリピン産のほか、最近ではエクアドル産や台湾産、国産を見かけることもあります。
バナナ自体も、小さなサイズのモンキーバナナといった形が違うものや、食べてみると甘味や香り、食感も異なるバナナが並んでいて、どれを選ぶか迷ってしまうほどです。
最近は、バナナジュース専門店も出現しています。
中には、バナナが完熟した良い状態でないと開店させないというこだわりを持ち、連日行列ができているお店もあります。

世界をかけめぐったニュース

ただ、今年、バナナが食べられなくなるかもしれないというニュースを見た方はいらっしゃいませんか。
それは、ここ数年「キャベンディッシュ」を枯らせてしまう「新パナマ病」というカビの一種が東南アジアで流行しているというものでした。
実は、栽培されているバナナの多くが「キャベンディッシュ」という品種で、もとはひとつのバナナの木から培養したため同じ遺伝子をもっています。
もしも病気が
世界中に広まると一気に絶滅してしまう恐れがあるということでバナナ生産者が警鐘を鳴らしたため、ニュースで取り上げられたのです。
ただ、南米には侵入していないのと、1950年代にも同様の病気でほぼ絶滅してしまった品種があったという教訓を生かして対策を行っているため、バナナが食べられなくなるという事態にはならなそうです。


エネルギー源として身近なバナナだけど・・・

バナナはエネルギーになりやすいブドウ糖やゆっくりエネルギーになるでんぷんが含まれています。
そのため、運動前や朝に食べるのがおすすめだと言われているフルーツなのです。
でも、バナナには
エネルギー源だけでなくカリウムやマグネシウムなどのミネラル類やビタミンB群、食物繊維も豊富に含まれています。
さらに抗酸化力や免疫力を高める効果もあると言われています。
また、腸内のビフィズス菌を増やすオリゴ糖も含んでいて、
腸の働きを活性化して便秘予防にも役立ちます

栄養豊富なバナナは、ここ数年、中国など新興国の消費量が伸びてきて世界的に需要が増す傾向にあります。
今は手ごろに栄養補給できるフルーツですが、価格競争や絶滅危機などで私たちの手元に届かなくなる日がくるかもしれません。
たまにはそんなことに思いをはせながら、大事にバナナを食べてみませんか。

Text by ゆず/食育インストラクター

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