飲む点滴♪甘酒をより深く楽しみましょう

数年前に「甘酒」ブームが起きて、今や年中スーパーでみかける飲み物となりました。
いろいろな種類がありますが、どれを選んでいますか。

【甘酒いろいろ】

手作りとなると、酒粕を溶いたタイプ米麹を発酵させて作ったものに分けられます。
市販の原材料をよくみると、酒粕が主体のものと主に米麹で作られたもの、ミックスされたものが売られているようです。
酒粕は、日本酒を絞った後の絞り粕ですが、もとはお米ですから栄養もまだまだ残っています。
それをお湯で溶いて飲むのが一般的ですが、酒粕にはアルコール分も残っているので飲むときに注意が必要です。
市販のものにはアルコール分が含まれないよう加工した商品もあるので、確認して飲みましょう。
一方、米麹から作る甘酒は、水を加え発酵させて作ります。
商品にして流通させるためには、一度、加熱処理などをして発酵を止めるのが一般的です。
こうしないと、家庭に届いた頃には甘く美味しい飲み物ではなくなってしまいます。


【昔ながらの飲む点滴♪麹の甘酒】

飲む点滴と言われていたのは麹から作られた甘酒のことです。
麹がでんぷんを糖質に変えてくれるため、体内で吸収しやすく点滴のようにすみやかにエネルギーに変わり、昔は暑い夏の栄養補給に飲まれていたというのも納得です。
そのほか、ビタミンB群やミネラルなどの栄養も含まれています。
栄養面をみてきましたが、一度、出来立てを楽しんでみませんか。
実は、私は手作り甘酒ユーザーです。

  1. 米1合分を炊いて熱々のうちに熱湯200ccを加えてよく混ぜた後、水100ccを入れて60℃になるよう調整する。
  2. 乾燥した麹100gを(1)にほぐし入れてよく混ぜる。
  3. 炊飯器に(2)を入れ、乾いたふきんで炊飯釜を覆い、蓋を開けたまま保温ボタンを押す。
  4. 途中2~3回混ぜながら10時間程度保温する。
    十分な甘みが出てきたら完成。

(1)のご飯を混ぜる時に潰しながらおかゆのような状態にしたり水分量をお好みで多めに加えると、飲みやすいかもしれません。
また、ご飯を混ぜる器具などは熱湯消毒をしてから使用するのがポイントです。
慣れると簡単にセットできますよ。

出来立ての柔らかく温かな味わいは格別ですが、1日100g程度を目安に数日で飲んでいただきたいので、熱湯消毒した器に移して冷蔵保存するか、飲み切れない場合は小分けにして冷凍しておきましょう。
子どもの頃、母が作ってくれた麹の甘酒を飲んだのが好きになったきっかけで、今では玄米で自作し、夕飯後のスイーツ代わりに食べています。
皆さんもお家で手作り生活を楽しんでみませんか。

Text by ゆず/食育インストラクター

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