食物アレルギー⑦アレルギー別レシピ~乳・乳製品除去~

誰でもなる可能性がある食物アレルギーについて、シリーズでお届けします。
今回は食物アレルギーの中でも卵に次いで発症する方が多い「乳・乳製品」を除去した、バター・牛乳を使わないホワイトソースと、出来上がったホワイトソースを使った「鱈とじゃが芋のグラタン」をご紹介します。

【食材選びの注意点

食物アレルギーの反応がどの程度出るかは個々で差があります。
少しくらい対象食物が入っていても大丈夫という方もいれば、同じ製造ラインで作られていただけでも反応が出てしまう方などさまざまです。
食材を購入する際は、裏などの記載をよく読み、自分に合っているか確認して購入し、分からない場合は製造元へ問い合わせたり、医師に相談して下さい。

【豆乳ホワイトソース

電子レンジで簡単!
大豆の栄養たっぷりの豆乳でおいしいホワイトソースを作りましょう。 

<材料(出来上がり量約180g>調理時間 :5
Aサラダ油・・大さじ1
A小麦粉・・15g
豆乳(成分無調整タイプ)・・200ml
塩・こしょう・・各少々

<作り方>

  1. 耐熱ボウルにAを入れてよく練り、少しずつ豆乳を加えて混ぜる
  2. ラップをかけずに600wの電子レンジで2分加熱し、一度取り出して泡立て器などでよく混ぜ、さらに2分加熱する
  3. 取り出して泡立て器でよく混ぜ、塩・こしょうで味を調える

<ポイント>

  • 熱くなるのでやけどに注意する!
  • 必要に応じてザルで濾してください。
  • 加熱すると豆乳が泡立ってくることがあるので、大きめの耐熱ボウルに入れて作って下さい。
  • 加熱の際にダマが心配な場合は2分加熱して混ぜたあとの作業を、1分加熱して混ぜるを2回繰り返すようにしても構いません。

【鱈とじゃが芋のグラタン

甘塩タラにじゃがいもを合わせた、寒くなるこれからにピッタリの一品。

<下準備>
オーブンを230~250℃に温めておく。

<材料(2人分)>調理時間:35分
甘塩タラ・・2切れ
小麦粉・・適量
じゃがいも・・2個
長ねぎ(ななめ薄切り)・・1本分
水・・100ml
A上記のホワイトソース・・全量
Aマヨネーズ・・大さじ1
塩・こしょう・・各少々
オリーブオイル・・適量
パン粉・・適量
パセリ・・適量(なくてもOK)

<作り方>

  1. タラは3~4等分に切り、水気をふいて こしょう・小麦粉を薄くまぶす。
    フライパンを熱してオリーブオイルを入れ、タラの両面をこんがり焼く。
  2. じゃがいもは皮をむいてひと口大の乱切りにし、塩を加えた湯で5分ほどゆで、ザルに上げる。
  3. 鍋を熱してオリーブオイルを入れ、長ねぎを入れて炒める。
    しんなりして甘い香りがしてきたら、じゃがいも・水・合わせたAを入れて5~6分煮、火を止めて塩・こしょうで味を調える。
  4. 耐熱皿にオリーブオイルを薄く塗り、(3)の半量を入れる。
    (1)のタラをのせて残りの(3)をかける。
  5. パン粉にオリーブオイルを加えてよく混ぜたものを(4)にかけ、予熱しておいたオーブンで15~20分ほど焼き、仕上げにパセリをふる。

<ポイント>

  • 甘塩タラは水分が多いので、しっかりと水分を取ってから調理しましょう。
  • ホワイトソースを入れて煮ている間は焦げつきやすいので、時々混ぜながら煮て下さい。
  • 焼き色をつけるときの温度・時間は目安ですので、お持ちのオーブンによって調整して下さい。
  • コクの補いでマヨネーズを加えています。
    乳・乳製品不使用商品がほとんどだと思いますが、アレルギーの程度によっては入れずに作って下さい。
    マヨネーズ以外にみそを入れてもコクが出ます。
    白みそや信州みそなどの色が薄いタイプがおススメです。
    みそ自体にも塩分がありますので、入れるときは少量ずつ加減して下さい。
  • パン粉もパン粉として売られている商品は乳・乳製品不使用がほとんどですが、こちらもアレルギーの程度に合わせて入れなくても構いません。

【栄養

今回はこれから旬を迎えるタラと長ねぎについてご紹介します。

タラ
タラは冬を代表する魚で、良質なたんぱく質のほか、グルタチオンという抗酸化物質を含み、細胞の酸化防止や動脈硬化予防が期待出来ます。
また、ビタミンDも含むので、カルシウムの吸収を促進し、丈夫な骨作りに役立ちます。

〇長ねぎ
長ねぎはアリシンという成分を含み、糖の代謝を助けることで、疲労回復や体を温める効果があるため、寒い時期におススメです。
また、長ねぎに含まれるネギオール抗菌や発汗を促す作用があるので、風邪を引いた時に注目したい食材です。

乳・乳製品を使わず、お手軽にできるホワイトソースをご紹介しました。
グラタンのほか、シチュー、クリーミースープなど、さまざまな料理にアレンジ可能ですので、お試しください。

Text by さゆり/食育インストラクター